結婚相談所を運営している皆さんは、「地域名+結婚相談所」といったキーワードでGoogleやYahooに上位表示される方法を日々模索されているのではないでしょうか?
結婚相談所連盟のマーケティング研修などに参加し、「とにかくブログをたくさん書きましょう」とか「更新頻度がとても大切です」といった話を聞くこともあると思いますが、果たして本当なのでしょうか?
そのまま鵜呑みにして、とにかく記事を書いている方は、注意してください。
今回は、「更新頻度が高い=SEOに強い」という考え方は間違いかも知れない理由と、大量生産された低品質かも知れないページを発見して改善する方法について解説していきます。
更新頻度が高い=SEOに強いサイトとは限らない
冒頭でも書きましたが、SEOセミナーなどに参加すると、「更新頻度が大切です」とか「記事をたくさん書きましょう」といった話をする講師がいます。
この考え方は、Googleの見解とはズレています。そればかりではなく、これを実践することで逆効果になってしまう事もありますので注意が必要です。
Googleは公開頻度は順位に影響しないと発言
GoogleのアナリストJohn Mueller氏は、公開頻度に関して次のように言及しています。
Nope. A site isn’t a machine that pumps out content at a fixed rate. Well, it shouldn’t be :-).
— ? John ? (@JohnMu) 2018年3月6日
「サイトは決まったタイミングでコンテンツをばらまく機械ではないし、そうあるべきでもない」
参考サイト:https://www.ginzametrics.jp/blog/weekly-20180309
コンテンツのクオリティーがやはり重要
Googleのアルゴリズム(順位の決定方法)は、品質の高いサイトを上位に表示させる傾向にあります。つまり、サイト内に低品質なページが多数存在するサイトの評価は落ちてきます。
更新(公開)頻度が高く、常に高品質なコンテンツを提供しているサイトは当然SEOが強くなるなります。高品質なページの公開頻度を高くすれば全体のアクセス数が増えていくのも事実だと思います。
更新しないほうがマシ!? な典型的な例
セミナーの講師に言われて、毎日コツコツとブログを更新するようにしています。といった声を聞くことがありますが、半分間違えで半分正解です。コンテンツのクオリティーが高い記事を毎日更新していれば完璧ですが、そうでないケースのほうが多いように感じます。(アメブロなどに書いている場合は、この限りではありません)
特に、以下のような場合は記事を書かないほうがサイトの品質は上がるでしょう。
- 更新しているが、婚活ユーザーに面白くない内容
- 更新しているが、婚活ユーザーにとって為にならない内容
- 更新しているが、記事のボリュームが少なすぎる
- 更新しているが、内容がほぼ宣伝
こうしたページが追加されるたびに、Googleからの評価は下がり続けてしまうのです。つまり、更新しないほうがマシなわけです。
低品質なページを見つけましょう
とにかく毎日記事を書くことがSEOに良いと勘違いしている方は、文字数が少なく、ユーザーの約に立たない低品質なページが多くあるケースが多いと思われます。
そんな低品質な記事(ページ)ですが、一体どうやって発見するのが手っ取り早いのでしょうか?
「低品質」なページとは?
低品質なページとは、簡単に言ってしまうと、閲覧しようとしているユーザーにとって「面白くない」「為にならない」ページです。なので、そういったページはGoogleの検索結果に表示されません。
例えば、名古屋で結婚相談所を探しているユーザーがいたとして、その人に個人的な日記が表示されても、「面白くもない」し「為にもならない」のです。だから、Googleは「名古屋 結婚相談所」といったワードで検索しているユーザーに対して仲人の日記を表示させることはありません。
また、日記からリンクされているページを「名古屋 結婚相談所」のページだと判断する可能性も低くなってきます。つまり、サイト全体の品質が低下しています。
低品質なページの見分け方
とはいえ、低品質なページを、一つ一つユーザーの気持ちになって「面白いか」「為になるか」を客観的な目で見直すのは大変な事です。また、どんなページが「低品質」なページなのか判断に困る事もあるでしょう。
そんな時は、「Search Console」を使って低品質なページを見つけましょう。
低品質なページを発見する方法
「Googleの検索結果に表示されない=ユーザーが欲していない=品質が悪い」と考えられます。今回は、「低品質ページ = 長期間、Googleの検索結果に表示されていないページ」と考えて、Googleサーチコンソールを使い、検索されていないページを見つけていきます。
1. サーチコンソールの検索パフォーマンスを設定する
サーチコンソールにログインして、左メニューの「検索パフォーマンス」を選択します。続いて、期間を「過去6ヶ月」に設定して、ページをクリックします。
これで、ページ別の過去6ヶ月間の表示回数とクリック数が出てきました。
2. 表示回数の少ない順で並び替える
表示回数をクリックすると、並び替えができます。表示回数の少ない順に並び替えてみましょう。
これで、ページはあるけれど表示がほとんどされていないページがわかります。また、サーチコンソールは表示回数が0件のページのデータはありません。0件のデータとの差分を確認するには、sitemap.xmlなどと見比べるのがいいでしょう。
低品質なページを見つけたらやるべき5つの手順
低品質なページが判明したら、どのような対策をすればサイト全体のクオリティが上がるのでしょうか?以下の手順で対策してみてはいかがでしょうか。
- Google Analyticsで対象ページのページビュー数を確認
- ページの内容を目視で確認
- 改善の余地があればリライトする
- 改善の余地がなければ削除してしまう
1 Google Analytics を確かめる
今回は、「低品質ページ」=「長期間、Googleの検索結果に表示されていないページ」と定義しましたが、Googleの検索結果に表示されていないページでもトップページや別の記事からのサイト内誘導で、ページの閲覧が多くサイト内で重要な意味を持つページもあります。
低品質なページを見つけたら、必ずGoogle Analyticsで、ページビューがゼロ、または少ない事を確かめるようにしましょう。
2 ページの内容を確認する
続いて、実際のページを目視で確認してみましょう。
品質の悪そうなページにもお宝記事が眠っているかも知れません。文字数が少なくて表示されていなかったり、別の要因で検索結果に表示されていない可能性もあります。
ユーザーがそのページをどんなシチュエーションで閲覧し、どんな情報を得ることができるのか、そいうった目線で見ることをオススメします。
もし、ユーザーの興味を引きそうな内容だった場合は記事の改善を、箸にも棒にもかからないような記事は、削除を検討したほうが良いかも知れません。
3 記事をリライトする
低品質なページ(記事)の対処法は、まずはページの改善です。
ユーザーの興味を引きそうな内容だった場合、リライトを検討してみましょう。コツは、ユーザーが何を欲しているか想像して記事を書くという点と、情報量です。
少ない文字量で、ユーザーに対して適切な情報を網羅的に伝えるのは難しいでしょう。参考までに、この記事の文字数は約3,700文字です。
4 削除してしまう
Google Analytics でもページビューがゼロ、もしくはかなり少ないく、目視で確認してもユーザーにとって意味のなさそうなページは、低品質なコンテンツであると判断できそうです。
そんな時、一番簡単な方法は削除してしまう事です。せっかく時間を使って書いた記事ですが、残念ながらユーザーにとってメリットの無い記事だったということは、寂しい限りですが、仕方がありません。
まとめ
皆さんのホームページはいかがでしたか?
婚活プレスでも、ほとんど閲覧されていないページが多数存在します。特にプレスリリース系の記事に関しては、情報が更新されるたび古い記事は埋もれてしまいます。
しかし、婚活系のプレスリリース情報をアーカイブしているという点で、Googleに評価されており、「婚活 プレスリリース」や「婚活 ニュース」といったワードで上位表示されています。これは、ユーザーにとって情報をまとめている事に意義があるからだと思います。
この記事を参考にしていただき、品質の高いコンテンツ(=婚活ユーザーにためになるコンテンツ)を提供していただきたいと思います。
ご質問などがございましたら、お気軽にコメントいただければ、気づいたときに返信させていただきます。
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