サンマリエの会員数は、口コミサイトや比較サイトによって表記がマチマチですが、概ね約20,000人と表示されています。しかし、2018年4月現在、公式サイトには会員数や成婚率に関する表記はありませんでした。
果たして、サンマリエには何人の会員がいて成婚率は何%なのでしょうか?
サンマリエの広報へのメールフォームより、回答の期限を区切り質問状を送ってみましたので、記事にしてみます。
サンマリエの会員数・成婚率は?
結論、サンマリエからの回答は無く、会員数・成婚率は不明のままでした。
多くの結婚相談所はこうした質問に対してご返信をいただけますが、サンマリエからは回答期日を過ぎても回答を得る事ができませんでした。回答を過ぎた次の日に、記事を掲載させていただく旨メールで連絡しましたが、返信はありませんでした。
- サンマリエの広報に対する意識の低さ
- 危機管理の薄さ
- 不透明な会員数・成婚率
- 隠蔽体質な結婚相談所
と感じました。
大手結婚相談所の部類に入るサンマリエだけに、回答が得られなかったのは残念です。
口コミサイトに掲載されている会員数は正確ではない
他の口コミサイトやランキングサイトに掲載されている会員数は、正確な数値ではありませんので、注意しましょう。会員が約20,000名いると思い入会したけれど、全然会員がいなかったといった状況は有りえます。(ただし、良縁ネットと提携しているので極端に少ないといったことはないでしょう)
では、口コミサイトなどが掲載している、サンマリエの会員数「約20,000人」の根拠はどこにあるのでしょうか?
サンマリエを運営するハピライズ社からの回答がありませんでしたので、2008年、2012年のホームページ記載の数値、会員数が公表されたサンマリエの景表法違反事件(行政処分)の背景についてを説明していきます。
サンマリエの役務取引分野における不当表示事件(行政処分)
2006年の話になりますが、サンマリエは「株式会社サンマークライフクリエーション」時代に、会員数を約2倍に水増しし、成婚数を偽り、雑誌広告で会員を募っていました。これにより、公正取引委員会から排除命令を受けています。非常に重い行政処分で、結婚相談所にグレーイメージを植え付けました。
この時、サンマリエの会員数が明らかになり、会員数は約20,000人でした。これを根拠として使っている口コミサイトもあるかもしれません。
水増しした会員数 | 実際の会員数 | 水増しした成婚数 | 実際の成婚数 |
38,015人 | 20,538人 | 3,478人 | 947人 |
会員数を約2倍にして表示し、成婚率を偽るという、悪質な景表法違反ですが、当時の時代背景を鑑みても、この水増しはひどい数字ですね。
また、計算したらわかりますが、当時のサンマリエの成婚率は4.6%という低水準であったことも露呈しました。
2008年調べの会員数は20,910名になっていた
以前のサンマリエのホームページには、2008年10月31日調べとして20,910名(休止会員を含む)としてありました。また、2016年まで、約2万人(2012年6月現在)という表記が、公式サイトにありました。
恐らく、多くの口コミサイトはこの情報を使っているのだと思います。
なぜ会員数を公開しないのか?
行政処分を受けてから運営会社が変わったサンマリエですが、会員数は現在公開していません。会員数や成婚数が増えていれば、広報はブランド強化の為にその数値を公開する場合が多いです。
しかし、サンマリエは会員数を公開していません。会員数が減少しているためと予想されます。
では、どれくらい会員数が減少しているのでしょうか?
サンマリエの会員数を予想してみた
以下のグラフはGoogleが提供している「サンマリエ」の検索ボリュームです。2005年をピークに、サンマリエの検索ボリュームは減少しています。ブランド力が低下しているという事が推察できます。
では、サンマリエが会員数を最後に明記していた2008年と、2017年の検索ボリュームを比較するとどうなるでしょう。検索ボリュームは、2008年度の47.3%にまで減少しています。
2008年のサンマリエのホームページには、20,910人と書かれていますので、これに数値を当てはめると、会員数は9,910人になります。かなり近い数字なのではないでしょうか。
まとめ
今回、メールを2通送りましたが、回答どころか返信すらありませんでした。完全に無視された形です。
サンマリエも大手結婚相談所の一社ですので、すべてのユーザーに対して、会員数や成婚率を出していただきたいものです。
追記
2018年5月9日 全研本社からメールが届きました
2018年5月9日、サンマリエの親会社である、全研本社株式会社から回答期限を設定させていただいた日付より半月ほど経ちメールが届きました。会員数などに関しては、以下のようなそっけない回答でした。
こちらは、サンマリエを運営するハピライズ社ではなく、全研本社の見解です。
現在会員数に関しては公表しておりません。
また、開示もいたしません。
排除命令は特に関係はありません。
サンマリエの公式見解として捉えていいか確認のメールを返信しましたが、返信はありませんので、全研本社の見解とさせていただいています。
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