【結婚相談所という仕事】50代以上が60.3% リタイア後の副業として注目を集める

【結婚相談所という仕事】50代が38.7%を占め、リタイア後の副業として注目を集める




日本仲人協会は、全国の婚活アドバイザー625名を対象に「仲人の年齢」や「婚活アドバイザーを始めた理由」、「婚活アドバイザーのやりがい」についてアンケート調査を実施しました。

アンケート対象となる仲人は、日本仲人協会に加盟している婚活アドバイザーです。他の結婚相談所連盟も同じ傾向にあるとは限りません。
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日本仲人協会に所属している仲人は、50代以上が60.3%

仲人の年齢

仲人の年代別統計

日本仲人協会に所属する婚活アドバイザー625名を対象にアンケート調査を実施したところ、50代が38.7%を占めていることが分かりました。また、60代以上の仲人も21.6%占めており、50代以上の合計は60.3%となります。

逆に、20代、30代の若い仲人の割合は非常に低く、わずか9.4%しかありません。

この数値(50代以上の占める割合)は、他の結婚相談所連盟と比較しても高く、日本仲人協会の特徴と言えるでしょう。

若い世代が独立開業する場合は、日本仲人協会ではなく、IBJやBIU、良縁ネットなどを選んだほうが同世代の仲人が多く、ビジネスとして楽しいかも知れませんね。

副業として人気が出てきている!?

婚活アドバイザーは、婚活中の男女(会員)をマッチング(お見合い)させて結婚まで導く仕事です。事務所を構えなくても、携帯電話とパソコンがあれば開業できるため、副業として始める方が多いです。

日本仲人協会では、以下のように分析しています。

婚活アドバイザーのお仕事は単に男女をマッチングさせるだけではなく、お見合いでの立ち居振る舞いや交際のアドバイスなど、結婚に至るまでの様々なプロセスでアドバイスを求められます。また、ときには人生相談に乗ったり励ましたりする包容力も必要です。

そのような点で婚活アドバイザーは、人生の酸いも甘いも一通り経験した、結婚適齢期の20~30代の親世代である50代・60代にもっとも向いていると言えるのです。

若い人でも婚活アドバイザーとして活躍することは可能ですが、やはり50代以上のアドバイザーの方が安心感があります。

今回は、このように婚活アドバイザーで最も活躍している50代を対象に、副業や婚活アドバイザーに関するさまざまな意識調査を行いました。

副業をはじめた理由

日本仲人協会のアンケート結果調査によると、所属している仲人は以下の理由で副業を始めたようです。

副業を始めた理由

副業を始めた理由

仲人をされている方々へのアンケートなので、当然ではありますが、「婚活アドバイザーの仕事内容に興味があった」が最も多くなっています。ついで「収入を増やしたかったから」「本業だけでは収入面で将来に不安があったから」となっています。

婚活アドバイザーを始めた理由

では、仲人(婚活アドバイザー)の方々は、どうして仲人という職業を選んだのでしょうか?

婚活アドバイザーを始めた理由

婚活アドバイザーを始めた理由

婚活アドバイザー(仲人)を始めた理由は、「人を幸せにできる仕事だから」が堂々のランキング1位となっています。続いて、「副業や兼業でも仕事ができるから」と「自分のライフスタイルに合わせて自由に働けるから」となっています。

「自分のライフスタイルに合わせて自由に働ける」というのは、周りの仲人さんからも、開業してよかった理由として話を聞くことがあります。

婚活アドバイザーのやりがい

それでは、仲人の皆さんは、日々どのような事にやりがいを感じているのでしょうか?

婚活アドバイザーのやりがい

婚活アドバイザーのやりがい

やはり皆さん、「人を幸せにできる」「会員から感謝される」といった意見が多いようです。

私のお知り合いの仲人さんでも、やはり会員が成婚した時、成婚した方から結婚式に招待されたとき、子供を連れて会いに来てくれた時、すごいやりがいを感じるといいます。

日本仲人協会で開業を検討している方へのアドバイス

日本仲人協会は、発表の通り副業としては向いているでしょう。ただし、本業で利益を上げていきたのであれば、オススメできません。選ぶべきではないでしょう。

結婚相談所は、ザックリと言うと「初期費用+月会費+お見合い料+成婚料」で成り立っています。当然、会員数が多いほうが月会費やお見合い料が多くいただけ、経営が安定します。

しかし、日本仲人協会の場合、仲人1名の会員数が極端に少ないのです。

日本仲人協会の会員は約10,000人、婚活アドバイザーは約2,200人いますが、会員数を婚活アドバイザーの数で割ると、わずか4.5名しかいません。会員1名から月会費を1万円、お見合いを数件組んだとしても、利益はわずかしか出ないでしょう。

日本仲人協会の1社あたりの会員数

10,000名 ÷ 2,200名 = 4.5名

参考までに、業界最大手のIBJは、35名です。(会員数59,190 ÷ 1,668 = 35名)

ビジネスとして成り立たせるのであれば、IBJやBIU、良縁ネットなどを選ぶべきでしょう。

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